流産の夢
夢の象意
流産(りゅうざん)は、計画の停滞、好機の喪失、心身の消耗を主とします。自然な流産で気持ちを受け入れられた場合は平、意図的に行った流産やそのことで心を傷めた場合は凶とされ、計画の成否や心身の健康と関連があります。
解夢総訣
自然に流れ消ゆる、災い無く憂い無し。 意図的に胎を損なう、禍事が相追い来る。 流産の後心を傷め、運勢低迷す。 泰然と心を開く、後の運は期待に値する。
象曰(ショウエツ)
胎(たい)損(そん)して運(うん)折(お)る、心(こころ)の事(こと)止(と)み難(がた)し。 心(こころ)無(な)きがゆえの失(しっ)も、福(ふく)の恵(めぐ)み未(いま)だ絶(た)えず。 心(こころ)有(あ)りて損(そん)なえば、災殃(さいおう)暗(ひそ)かに結(むす)ぶ。 心(こころ)寛(ひろ)くして心(こころ)のわだかまりを解けば、前路(ぜんろ)越(こ)え得(う)ん。
分境(ぶんきょう)による意味
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夢の中で自然に流産し、過度に悲しまなかった場合 計画の途中で思わぬ変化がある兆しですが、人力の及ばぬ事柄であると泰然と受け入れれば、後にまだ好転の機会があります。
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夢の中で妊婦が流産し、自分がその世話をした場合 少しの妨げはあっても、親しい人々の気遣いや援助を得て、危なげが有るも事なきを得て、困難を平穏に乗り切れる兆しです。
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夢の中で意図的に流産し、後ろめたさを感じた場合 本心に反する行動を取り、自身の福運(ふくうん)を損ねている兆しです。その後、障害に遭いやすくなりますので、誠実に自省する必要があります。
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夢の中で流産の後、傷心して悲嘆にくれ、なかなか気持ちの整理がつかなかった場合 心身ともに大きな消耗があり、心のわだかまりが鬱結(うっけつ)し、運勢が長期にわたって低迷する兆しです。早急に心の調整を図る必要があります。
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夢の中で他人の流産を知り、慰めに行った場合 心根が仁(じん)慈(じ)で温かいことを示し、これによって徳(とく)を積み福(ふく)を呼び込む兆しです。現在は小さな悩みがあったとしても、将来、福報(ふくほう)があります。
核心象義
流産は 計画の阻害(そがい)、好機の失墜(しっつい)、心身の消耗、本心の試練 を象徴します。 自然流産で気持ちを受け入れた場合、妊婦の流産で世話をした場合、他人の流産を慰めた場合は平吉となり、驚きはあれど無事、徳を積み助けを得られる兆しとなります。 意図的な流産、流産で深く心を傷め立ち直れない場合は凶となり、心身の消耗、行き詰まり、心の鬱屈(うっくつ)を主とします。 世の無常(むじょう)を理解し、得失に心を煩わさず、自らの本心に背かぬよう心がければ、消耗を減らし、新たな局面を切り開くことができるでしょう。
古典からの参照
- 《周公解夢》
梦流产者主损折,自然流息无灾厄;刻意损胎祸事多,流产心伤运难挪;安慰他人积福泽,孕妇流产有惊却。 書き下し・口語訳:夢の中で流産する(のを見る)ことは、損失と挫折(ざせつ)を主(しゅ)とします。自然に流れて消えるものは災厄に遭いません。意図的に胎を傷つけた場合は禍事が多いものです。流産で心が傷ついた場合、運勢は動かし難いものです。他者の流産を慰めた場合は福(ふく)と恵(めぐ)みを積みます。妊婦が流産する(のを見る)夢は驚きがあっても、結局は何ともありません。
- 《夢林玄解(むりんげんげ)》
流产者,失其初、折其势之象也。胎为造化之始,流产则计划难成、机缘错失;无心而失者,乃天命之数,不必介怀;有心而损者,乃悖道之举,必招灾殃。心宽则运转,心郁则运滞。 書き下し・口語訳:流産とは、その最初を失(うしな)い、その勢(いきお)いを折る象(しょう)です。胎(たい)は造(ぞう)化(か)のはじめ(物事の端緒(たんしょ))であり、流産は計画が成就し難(がた)く、好機が徒(いたずら)に過ぎ去ることを意味します。無心(むしん)で起こした損失は天命(てんめい)の定数(ていすう)であり、気に病(や)むことはありません。意図的に損ねたものは道に背いた行為であり、必ず災いを招きます。心境が寛(ひろ)ければ運は巡り始め、心が塞(ふさ)がれていれば運は停滞します。
占断(せんだん)の分別
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吉占(きっせん):流産した人を慰める、妊婦の流産が有驚無事(ゆうきょうぶじ)であった、自然流産で泰然と心を開いた。これらの場合、徳を積み助けを得て、驚き有り無事で済むことを主とし、大吉の兆しです。
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平占(へいせん):自然に起こった流産で悲しみや喜びもない、また自分と直接関係がないものは、運勢は安定しており、大きな災変が起こる兆候ではありません。
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凶占(きょうせん):意図的な流産、流産で心を痛め諦めがつかない、流産した人を誰も世話しない(または自分が流産して見放される)。これらは心身の消耗、運勢の低迷を主とし、凶の兆しです。
よくある質問
質問:自然流産の夢はどういう意味ですか?
回答:近いうちに計画に予期せぬ変化があるかもしれないが、それは人の力でどうにもならないことを示しています。気持ちを受け入れ、過度に執着せずに済むよう心がければ、まだ新しい好機があります。
質問:妊婦が流産する(という)夢は良いですか?
回答:有驚無事(ゆうきょうぶじ)、つまり「危なげはあっても結局は平穏無事」の兆(しるし)です。多少の障害があっても、家族や友人からの気遣いを得て、最終的には平穏に困難を乗り越えることができるでしょう。過度の心配は無用です。
質問:自分が意図的に流産する夢を見た場合は、何に気をつければいいですか?
回答:近いうちに自分の行動は常に本心を守り、道に背くことをしてはいけない、ということを戒める兆しです。でなければ、自分の福運を損ない、障害を引き寄せかねません。心を込めて自省(じせい)し、早めに行動や考え方を調整することが肝要です。
質問:流産の夢は全体として吉ですか、それとも凶ですか?
回答:夢の細部によって判断します。吉象は「流産した人を慰める、妊婦の流産が有驚無事(ゆうきょうぶじ)であった、自然流産で泰然と心を開いた。これらの場合、徳を積み助けを得て、驚き有り無事で済むことを主とし、大吉の兆しです。」を参考にします。凶象は「意図的な流産、流産で心を痛め諦めがつかない、流産した人を誰も世話しない(または自分が流産して見放される)。これらは心身の消耗、運勢の低迷を主とし、凶の兆しです。」を見ます。自然に起こった流産で悲しみや喜びもない、また自分と直接関係がないものは、運勢は安定しており、大きな災変が起こる兆候ではありません。
質問:流産の夢で、凶象として読む場面はどれですか?
回答:意図的な流産、流産で心を痛め諦めがつかない、流産した人を誰も世話しない(または自分が流産して見放される)。これらは心身の消耗、運勢の低迷を主とし、凶の兆しです。この種の場面は、題名だけで決めず、本篇の凶象に沿って読むのが自然です。