易経
六十四卦の卦象・卦爻辞と六爻納甲の占断体系 · 89 記事
第46卦 地風升(ちふうしょう)
地風升(ちふうしょう)は、『易経』六十四卦の第四十六卦であり、上が坤(こん)、下が巽(そん)の組み合わせで、雑卦に属します。上昇、昇進、昇騰、時勢に乗って進むことを象徴し、地中から木が生え、樹木が徐々に成長し、柔らかく順応して上昇する姿を表します。核心となる教えは、「地中生木、升、君子以順徳、積小以高大」(地中より木を生ず、升る。君子以て徳に順い、小を積みて以て高大ならしむ)です。これは、時勢に乗
第36卦 地火明夷(ちかめいい)
地火明夷(ちかめいい)は、『易経』六十四卦の第三十六卦で、上卦が坤(こん)、下卦が離(り)という構成の雑卦です。これは、太陽が地中に沈み光が隠されるように、光が傷つき、隠れ、才能を表に出さずに潜むことを象徴します。核心の要義は 「明入地中、明夷。君子以莅衆、用晦而明」(光が地中に入る。晦に用いて明を現す。) にあり、時代が乱れて暗いときには身を隠して災いを避け、内心に光を秘めて正道を守り、時機を待
第24卦 地雷復(ちらいふく、ふごう)
地雷復は、「易経」六十四卦の第二十四卦であり、上卦が坤(こん)、下卦が震(しん)からなり、雑卦に属します。復帰、陽気の回復、本質への帰還、更新を象徴し、雷が地中にあり、陽気が復活し、万物が春めいてくる様を表しています。その核心的要義は 「雷が地中にあり、復る。先王は冬至の日に城門を閉ざし、商旅は行かず、君主も四方を巡省しない」 とされます。一陽来復、本然に帰り真心に至る、徳を修め養う、流れに乗って
第15卦 地山謙(ちざんけん)
sidebar_position: 15 hide_table_of_contents: false hide_title: true slug: /iching/15dishanqian sidebar_label: 地山謙(ちざんけん) title: 第15卦 地山謙(ちざんけん)の詳細解説 description: 地山謙(ちざんけん)は、『易経』六十四卦の第十五番目の卦です。上卦が坤(地)
第7卦 地水師(ちすいし)
sidebar_position: 7 hide_table_of_contents: false hide_title: true slug: /iching/07dishuishi sidebar_label: 地水師(ちすいし) title: 第7卦 地水師(ちすいし)の詳解 description: 地水師は『易経』六十四卦の第七卦であり、上卦が坤(地)、下卦が坎(水)で構成され、軍旅、衆
第11卦 地天泰(たいか)
地天泰(たいか)は、『易経』六十四卦の第十一卦であり、上坤下乾の組み合わせで、通泰、調和、融合、順調を象徴し、天地が交わり万物が通じ栄える様を表します。核心的な要義は 「天地交(てんちまじ)わりて泰(やす)し。後に以て財(さい)を成して天地の道を成し、輔相(ほしょう)して天地の宜(ぎ)を相(たす)く」 であり、主に通達、調和、繁栄、順調を司る上吉の卦です。陰陽の交わり、上下の通じ合い、万物の繁茂と
第19卦 地沢臨
地沢臨(ちたくりん)は、『易経』六十四卦の第十九卦であり、上卦が坤(こん)、下卦が兌(だ)で構成される雑卦です。監臨(かんりん)、来臨、督察、教化を象徴し、沢の上に大地がある、高みから見下ろす、万民に親しむという象を表します。その核心となる要義は、「沢の上に地あり、臨。君子これに倣いて教えを思うこと窮まりなく、民を容れ保つこと疆(きょう)なし」 です。これは、自ら赴いて監督指導し、徳をもって民を教
第58卦 兌為沢(だいたく)
兌為沢は、『易経』六十四卦の第五十八卦であり、上卦も下卦も兌(だ)で構成される純卦です。これは喜び、和らぎ、会話、外は潤い内は充実した状態、すなわち二つの沢(さわ)が繋がり、水が通い合う欣悦和楽の象徴です。核心的要義は 「麗澤(れいたく)、兌(だ)、君子(くんし)以(も)って朋友(ほうゆう)講習(こうしゅう)す」 であり、和やかに人に接し、言葉に誠意を持ち、楽しみを分かち合い、心を一つにして互いに
第20卦 風地観(ふうちかん)
風地観は、『易経』六十四卦の第二十卦です。上卦は巽(そん)、下卦は坤(こん)であり、雑卦に属します。観察、覧仰、反省、教化を象徴し、風が大地の上を吹き渡り、万物をつぶさに見渡し、民情を俯瞰して察するさまを表します。その核心の要義は、 「風が地の上を行く、観(み)る、先王ここをもって省方せしめ、民を観て教えを設ける」 であり、観察と反省、民を観て教化を行い、仰いで観て俯して察し、徳をもって人を感化す
第37卦 風火家人(ふうかかじん)
風火家人(ふうかかじん)は、『易経』六十四卦の第三十七卦であり、上卦が巽(そん)、下卦が離(り)で構成される雑卦(ざっか)に属します。家庭、家族、家規、内なる明るさを象徴し、「風が火中から出る」、すなわち家内から教化が生まれる、家道が和らぎ順調である様を表しています。核心的要義は 「風自火出,家人,君子以言有物,而行有恒」 (風は火より出で、家人。君子以て言に物あり、而行いに恒ありと為す)であり、
第42卦 風雷益(ふうらいえき)
風雷益(ふうらいえき)は『易経』六十四卦第42卦。上巽下震、雑卦に属し、増益、補益、益下、施恵を象徴し、風行雷動、風雷相助、損上益下の象となります。核心の要義は、「風雷益。君子善を見れば則ち遷(うつ)り、過有れば則ち改む」。損上益下、施恵於民(せきえいよみん)、遷善改過(ぜんぜんかいか)、増益德行(ぞうえきとくこう)を主とし、上吉の卦であり、人を益し己を益し、民を益し国を益し、時に従って増益する道
第53卦 風山漸(ふうざんぜん)
風山漸(ふうざんぜん)は、『易経』六十四卦の第五十三卦であり、上卦が巽(そん)、下卦が艮(ごん)から成る雑卦です。山の上に木が徐々に生長していく様子を象徴し、漸進、漸次、順序を追って進む、徐々に成長することを意味します。核心要義は 「山の上に木あり、漸なり。君子これに倣い、賢徳を居(お)きて俗を善くす」 であり、物事は順序を追って進め、急がず、小さな積み重ねを大きくし、正道を守って漸進することを示
第59卦 風水渙(ふうすいかん)
風水渙(ふうすいかん)は、『易経』六十四卦の第五十九卦です。上卦は巽(たてる)が風を表し、下卦は坎(かん)が水を表し、雑卦に属します。これは風が水上を行く、水波がちりぢりに散る、離れても再び合する象徴であり、散渙(さんかん)・離散(りさん)・消解(しょうかい)・難の分解 を象徴します。核心的な教えは、「風が水上を行く、かくて散じ、先王はこれに則って天帝をまつり、宗廟をたてた」(風行水上,渙,先王以
第9卦 風天小畜
風天小畜は、『易経』六十四卦の第九卦であり、上卦が巽、下卦が乾で、蓄積、小さな集まり、涵養、時機を待つことを象徴し、力がまだ微弱で、小さな蓄積から大きな成果を成す象です。核心となる要義は、「風、天を行き、君子以って文德を懿む」 であり、蓄積と準備、徳行の涵養、小さな財の集積を主とし、中吉の卦です。小さな蓄積から大きなものを成す、順序を追って漸進する積み重ねの法則を明らかにしています。 `
第61卦 風沢中孚(ふうたくちゅうふ)
sidebar_position: 61 hide_table_of_contents: false hide_title: true slug: /iching/61fengzezhongfu sidebar_label: 風沢中孚(ふうたくちゅうふ) title: 第61卦 風沢中孚の詳細解説 description: 風沢中孚(ふうたくちゅうふ)は「易経」六十四卦の第61番目の卦です。この記
第52卦 艮為山(ごんいざん)
艮為山(ごんいざん)は、『易経』六十四卦の第五十二卦で、上卦も下卦も艮(ごん)という山の純卦(じゅんか)です。静止、制止、停止、知止(ちし、足るを知ること)を象徴し、二つの山が重なり合い、屹立不動(きつりつふどう)で、止まるべきところで止まるイメージです。核心となる教えは 「兼山(けんざん)、艮(ごん)、君子以て思うその位に出でざるを」 にあり、知れば危険なく、静止して正道を守り、妄念(もうねん)
第35卦 火地晋(かちしん)
火地晋(かちしん)は、『易経』六十四卦の第三十五卦であり、上卦が離(り)火、下卦が坤(こん)土で構成される雑卦です。進昇、上進、光明、栄達を象徴し、火が地上にある、太陽が大地を照らす、光明が順調に前進する様相を示します。核心となる意味は 「明出地上(めいしゅつちじょう)、晋(しん)、君子以自昭明德(君子もって自ら明徳をあらわすに以る)」 であり、進昇・昇格、光明の前進、時流に順って上昇すること、徳
第50卦 火風鼎(かふうてい)
火風鼎は、『易経』六十四卦の第五十卦で、上卦が離(火)、下卦が巽(風)であり、雑卦に属します。鼎(かなえ)の器や鼎立、鼎新(ていしん・新しいものを打ち立てること)、そして物を煮炊きして完成させることを象徴し、「木の上に火あり」、木が火を支えて煮炊きし、新たなものを生み出す象です。核心の要義は、 「木の上に火あり、鼎。君子以って位を正しくして命を凝らす」 であり、鼎新して事業を起こすこと、位序(いじ
第21卦 火雷噬嗑 (か・らい・し・ごう)
火雷噬嗑(か・らい・し・ごう)は、『易経』六十四卦の第二十一卦であり、上卦が離(り)火、下卦が震(しん)雷に属する雑卦です。咬み合い、刑獄、決断、障害の除去を象徴し、雷と電(火)が合わさり、威厳と明察が共に働いて障害を破り除く象です。核心要義は 「雷電噬嗑(らいでんしごう)、先王以って明罰勅法(めいばつちょくほう)す」 であり、刑罰による決断、障害の除去、剛と柔の調和、威厳と明察の結合を主とし、中
第56卦 火山旅(かざんりょ)
火山旅は『易経』六十四卦の第五十六卦で、上卦が離(り)、下卦が艮(ごん)となり、雑卦に属します。旅、旅居、客居、漂泊を象徴し、山の上に火がある、火が山上を行き巡り、燃え続け、定住する場所がない様子を示します。核心的な教えは 「山の上に火あり、旅。君子これを見て明らかに慎んで刑を用い、獄を留めず」 です。旅居において正道を守り、柔和で謙虚、慎み深く物事を処理し、客先で焦らないことが要諦となります。中
第64卦 火水未済(ひすいびせい)
火水未済は、『易経』六十四卦の最後の卦であり、上卦が離(火)、下卦が坎(水)で構成される雑卦です。「事が未だ成らず、未完成、再出発」を象徴し、「火が水の上にある」という、水火が交わらず互いに作用しない状態、つまり陰陽が定位置を失っている状態を表します。その核心的な要義は、「火、水の上にあり。未済なり。君子もって物を慎(つつし)みて辨(べん)じ、方(ほう)に居(お)るを以(もっ)てす」 です。これは
第14卦 火天大有(かてんだいゆう)
火天大有(かてんだいゆう)は、『易経』六十四卦の第十四卦であり、上が離(火)、下が乾(天)で、雑卦に属します。豊かさ、富、光明、所有を象徴し、火が天にあり万物を普照する姿を表しています。核心的な要義は、 「火在天上,大有,君子以遏恶扬善,顺天休命」 であり、豊かな富と光明の広がり、徳によって財を集め、明るさで衆を治めることを主とし、上吉の卦です。柔らかさをもって尊位に居り、剛健で文明を備え、天道に
第38卦 火沢睽(かたくけい)
火沢睽(かたくけい)は、『易経』六十四卦の第三十八卦で、上卦が離(火)、下卦が兌(沢)であり、雑卦に属します。乖異(かい)、背離、睽違(けいい)、異なる中で和同を求めることを象徴し、火が炎上し、沢水が下へ潤う、水と火の性質が相反する象です。核心となる教義は 「上火下沢(じょうかりげたく)、睽(けい)、君子以(も)って同(どう)にして異(こと)なるを以(も)つ」 であり、同を求め異を存し(きゅうどう
易経六十四卦
易経の六十四卦は、変化を読むための東洋古典の象徴体系です。陰陽の爻を重ね、八卦を上下に組み合わせることで、六十四通りの状況と推移を表します。 このページは易経セクションの総覧です。まず六十四卦の構造と読み方をつかみ、その後はサイドバーから各卦の本文へ進んでください。 六十四卦は、八卦を上下に重ねて作られます。各卦は六本の爻を持ち、下から上へ読むことで、物事の始まり、展開、転機、限界を捉えま
易経ガイド
『易経』は中国古典思想を代表する重要な経典の一つであり、六十四卦は陰陽の組み合わせを通じて、変化の流れ、時機、関係性、判断の原理を示します。 このセクションは、現在のプロジェクト内で「易経六十四卦」専用の参照エリアとして初期化されています。まずは構造を整え、今後同じ形式で各卦の内容を段階的に追加していきます。現在公開されているサンプルは 第1卦 乾為天 です。 易経と六十四卦の導入解説
第29卦 坎為水 (かんいすい)
sidebar_position: 29 hide_table_of_contents: false hide_title: true slug: /iching/29kanweishui sidebar_label: 坎為水 (かんいすい) title: 第29卦 坎為水(かんいすい)の詳解 description: 坎為水(かんいすい)は、『易経』六十四卦の第29番目の卦です。本記事は坎為水の
第2卦 坤為地
坤為地は、『易経』六十四卦の第二卦であり、八純卦に属し、六爻すべてが陰爻で、地・純陰・柔順・承載・臣道を象徴します。核心的な要義は 「地勢坤、君子以厚徳載物」 であり、包容・順承・守静・滋養を主とし、上吉の卦です。乾卦と共に天地陰陽の道を成し、万物の孕育、包容、守正、柔順な処世の完全な法則を明らかにします。 ```hexagram title: 坤為地 meta: 第2卦 · 上坤下坤
第16卦 雷地豫(らいちよ)
sidebar_position: 16 hide_table_of_contents: false hide_title: true slug: /iching/16leidiyu sidebar_label: 雷地豫(らいちよ) title: 第16卦 雷地豫(らいちよ)の解説 description: 雷地豫(らいちよ)は『易経』六十四卦第十六卦。上が震(雷)で下が坤(地)の組み合わせであり
第32卦 雷風恒 (らいふうこう)
雷風恒(らいふうこう)は、『易経』六十四卦の第三十二卦であり、上卦が震(雷)・下卦が巽(風)から成る、雑卦に属します。恒久、保持、持久、不易を象徴し、雷と風が相い助け、長男(震)と長女(巽)が相い守り、剛と柔が相応じ合う形象です。核心要義は 「雷風、恒、君子以て方(おきて)を立して易(か)えざるなり」 であり、保持・守正・永劫・剛柔相守・持続を主張し、中吉の卦とされます。これは、天地の道が永劫に止
第55卦 雷火豊(らいかほう)
雷火豊(らいかほう)は、『易経』六十四卦の第五十五卦、上卦が震(雷)、下卦が離(火)で構成される雑卦であり、盛大、豊満、充実、光明の震動を象徴し、雷と電(火)がともに至り、光明が震動し、威勢が盛大なる形象を示します。核心の要諦は、「雷電皆至、豊、君子以折獄致刑」 (雷と電(火)がともに至り豊かなり、君子これを見て訴訟を裁決し刑罰を実行する)にあり、徳と威厳がともに盛んで、光明が広く照らされ、栄盛の
第62卦 雷山小过(らいざんしょうか)
雷山小过(らいざんしょうか)は『易経』六十四卦の第六十二卦であり、上卦(じょうけ)は震(しん、雷)、下卦(げけ)は艮(ごん、山)で、雑卦(ざっか)に属します。小さな超過(ちょうか)・度が過ぎた修正・小事(しょうじ)は過越(かえつ)しても構わないが大事(だいじ)は過越してはいけない、という意味を象徴します。これは「山の上に雷がある」「行いが礼をやや超える」という象(しょう)です。核心的な要義は、「山
第40卦 雷水解
雷水解は、『易経』六十四卦の第四十卦であり、上卦が震(雷)、下卦が坎(水)で、雑卦に属します。解除、困難の緩和、危険の消散、赦免と寛容を象徴し、雷雨が降って鬱積を解消し、危難が消散して万物が伸びやかに生ずる様を表します。核心の要義は 「雷雨作(らいうつく)り、解(げ)す。君子以(も)って過(あやま)ちを赦(ゆる)し罪(つみ)を宥(ゆる)す」 であり、主に危難の解除、危機の緩和、罪の赦免と寛和、行動
第34卦 雷天大壮(らいでん たいそう)
雷天大壮(らいでん たいそう)は、『易経』六十四卦第三十四卦であり、上卦が震(しん、動き)で下卦が乾(けん、剛健)からなる雑卦です。壮盛、剛壮、強盛、奮発を象徴し、震の雷が乾の天の上にあり、雷鳴天を動かす陽剛が盛んに伸長していく様を表しています。その核心的要義は 「雷在天上,大壮,君子以非礼弗履」 (雷が天の上にあれば大壮。君子はこれに象って、礼に非ざる事は履まず)であり、剛壮でありながら礼を守り
第54卦 雷沢帰妹(らいたくきまい)
sidebar_position: 54 hide_table_of_contents: false hide_title: true slug: /iching/54leizeguimei sidebar_label: 雷沢帰妹(らいたくきまい) title: 第54卦 雷沢帰妹の詳説 description: 雷沢帰妹(らいたくきまい)は『易経』六十四卦の第54番目の卦です。本文は、雷沢帰妹の
第30卦 離為火(火火)
離為火は、『易経』六十四卦の第三十卦です。上下ともに離(火)が重なった純卦(八純卦)であり、光明、万物への付着(依りて存在する)、文明、また燃え上がる炎そのものを象徴します。二つの離が連なり、光が次々と続き、麗い付くことによって存在し続ける様を表しています。その核心的要義は、「明兩作(めいりょうさ)、離、大人(たいじん)以て繼明(けいめい)にして四方(しほう)を照らす」にあり、柔和に正道に従い、光
六爻
六爻は、易経の六十四卦を具体的な盤として読む方法です。各爻に十二支、五行、六親、世応、六神を配し、財、仕事、試験、恋愛、健康、出行、失物、家宅、争いごとなどの問いを細かく見ます。 ここでは古典の文を短く引き、現代の読者が六爻の盤でどう使うかを説明します。原文を長く並べるのではなく、判断に必要な部分だけを扱います。 > “浅学者只要先学装卦。” 最初に大切なのは、盤を正しく立てることで
起卦法
起卦は六爻の最初の土台です。銭、時間、数字、手動排盤のどれを使ってもよいですが、問いを立てる前に規則を決めておきます。 > “共摇六次,第一次为初爻。” 卦は下から上へ作ります。最初の一回は初爻であり、上爻ではありません。 項目 読み方 銭による起卦 動爻と変爻を学びやすい 時間起卦 出来事の時刻をきっかけにする時に使う 数字起卦 自然に出た数字を
仕事と職業
仕事の問いでは、職位と責任を官鬼、契約や通知を父母、自分の受け止める力を世爻で見ます。 ここでは古典の文を短く引き、現代の読者が六爻の盤でどう使うかを説明します。原文を長く並べるのではなく、判断に必要な部分だけを扱います。 > “官动财旺宜赴试。” 仕事の問いでは、職位と責任を官鬼、契約や通知を父母、自分の受け止める力を世爻で見ます。 項目 読み方 官鬼 職
争いごと
争いごとでは、まずこちら側と相手側を分け、規則、証拠、発言、強制力、金銭を見ます。 ここでは古典の文を短く引き、現代の読者が六爻の盤でどう使うかを説明します。原文を長く並べるのではなく、判断に必要な部分だけを扱います。 > “欲定输赢,须详世应。” 争いごとでは、まずこちら側と相手側を分け、規則、証拠、発言、強制力、金銭を見ます。 項目 読み方 世爻 こちら
試験と功名
試験では、父母を答案や証書、官鬼を名次や資格、世爻を受験者として見ます。 ここでは古典の文を短く引き、現代の読者が六爻の盤でどう使うかを説明します。原文を長く並べるのではなく、判断に必要な部分だけを扱います。 > “官动财旺宜赴试。” 試験では、父母を答案や証書、官鬼を名次や資格、世爻を受験者として見ます。 項目 読み方 父母 答案、成績、通知 官鬼
健康
健康のページは伝統文化の学習に限ります。六爻は病象、身体、医師、薬の象を語れますが、診断はできません。 ここでは古典の文を短く引き、現代の読者が六爻の盤でどう使うかを説明します。原文を長く並べるのではなく、判断に必要な部分だけを扱います。 > “以应爻为医生,以子孙爻为药石。” 健康のページは伝統文化の学習に限ります。六爻は病象、身体、医師、薬の象を語れますが、診断はできません。
家宅
家宅の問いでは、家そのもの、契約、住む人、安心感、隠れた問題、近隣、費用を見ます。 ここでは古典の文を短く引き、現代の読者が六爻の盤でどう使うかを説明します。原文を長く並べるのではなく、判断に必要な部分だけを扱います。 > “父母空亡,相赁之宅。” 家宅の問いでは、家そのもの、契約、住む人、安心感、隠れた問題、近隣、費用を見ます。 項目 読み方 父母 家、契
失物
失物では、多くの場合に妻財を物として見ます。現れているか、伏しているか、何に覆われているか、外へ動いたかを見ます。 ここでは古典の文を短く引き、現代の読者が六爻の盤でどう使うかを説明します。原文を長く並べるのではなく、判断に必要な部分だけを扱います。 > “失物静安家未出。” 失物では、多くの場合に妻財を物として見ます。現れているか、伏しているか、何に覆われているか、外へ動いたかを見
恋愛と関係
恋愛や関係では、性別による公式だけで読まない方がよいです。世応、妻財、官鬼、父母、動爻を合わせて見ます。 ここでは古典の文を短く引き、現代の読者が六爻の盤でどう使うかを説明します。原文を長く並べるのではなく、判断に必要な部分だけを扱います。 > “不以用神生克制化之理。” 恋愛や関係では、性別による公式だけで読まない方がよいです。世応、妻財、官鬼、父母、動爻を合わせて見ます。
場面別判断
六爻では、何を問うかで中心になる爻が変わります。金銭、仕事、恋愛、健康、争いは、同じ六本の爻を使っていても読みに行く場所が違います。 古い占例集が問いの種類ごとに章を分けるのは、実用上かなり自然なことです。場面を決めないまま読むと、一つの象をどの意味に取るのかがすぐ曖昧になります。 場面 主に見るもの 金銭 財爻、世爻、兄弟、子孫、契約、現実の金銭リスク 仕事 官
出行と行人
出行や行人の問いでは、出かける人、目的地、証明書、交通、知らせ、危険を分けて見ます。 ここでは古典の文を短く引き、現代の読者が六爻の盤でどう使うかを説明します。原文を長く並べるのではなく、判断に必要な部分だけを扱います。 > “父母空亡,杳无音信。” 出行や行人の問いでは、出かける人、目的地、証明書、交通、知らせ、危険を分けて見ます。 項目 読み方 世爻 出
財運
財の占いは、妻財爻が強いかだけを見るものではありません。財がどこにあり、世爻へ届くか、費用や競争があるかを見ます。 ここでは古典の文を短く引き、現代の読者が六爻の盤でどう使うかを説明します。原文を長く並べるのではなく、判断に必要な部分だけを扱います。 > “钱财珠宝金银……俱以妻财爻为用神。” 財の占いは、妻財爻が強いかだけを見るものではありません。財がどこにあり、世爻へ届くか、費用
八宮
八宮は六十四卦を八つの系統に分ける仕組みです。六爻では卦宮の五行を決め、六親と伏神を読む土台になります。 ここでは古典の文を短く引き、現代の読者が六爻の盤でどう使うかを説明します。原文を長く並べるのではなく、判断に必要な部分だけを扱います。 > “乾宫八卦俱属金。” 成卦したら、六親を配る前にどの宮に属するかを確認します。天風姤は上に乾、下に巽を持ちますが、乾宮なので金を基準に読みま
飛神と伏神
伏神は、用神が卦面に現れない時に見る隠れた爻です。飛神はその上に乗る爻です。 ここでは古典の文を短く引き、現代の読者が六爻の盤でどう使うかを説明します。原文を長く並べるのではなく、判断に必要な部分だけを扱います。 > “亥水是飞神,寅木是伏神。” 用いるのは、用神が出ない、または明らかに隠れている時です。見えないから無い、と急いで断じないための方法です。 項目 読み方
旬空と月破
旬空は、まだ実体化していない、または見えていない状態を示します。月破は月建に冲され、その時期に弱る状態です。 ここでは古典の文を短く引き、現代の読者が六爻の盤でどう使うかを説明します。原文を長く並べるのではなく、判断に必要な部分だけを扱います。 > “凡月建所冲之爻名为月破。” 空や破は状態であり、結論そのものではありません。動いて助けを得る用神なら、後に現れることがあります。
月建日辰
月建日辰は、六爻における時間の力です。月は一か月の気、日はその日の直接的な作用を表します。 ここでは古典の文を短く引き、現代の読者が六爻の盤でどう使うかを説明します。原文を長く並べるのではなく、判断に必要な部分だけを扱います。 > “问卦先须看日辰。” 月日から助けを受ける爻は力を持ちますが、力があること自体が吉凶ではありません。どこへ作用するかが大切です。 項目 読み方
動爻と変爻
動爻は、事が動いている場所を示します。変爻は、その動きの後に向かう方向を見ます。 ここでは古典の文を短く引き、現代の読者が六爻の盤でどう使うかを説明します。原文を長く並べるのではなく、判断に必要な部分だけを扱います。 > “六爻乱动事难明。” すべての動爻を同じ重さで読まないこと。まず用神、世爻、応爻に作用しているかを見ます。 項目 読み方 静爻 背景、現在
納甲
納甲は、各爻に十二支と五行を配する手順です。これがないと爻は陰陽の線にとどまり、月日、冲合、六親の判断に進めません。 ここでは古典の文を短く引き、現代の読者が六爻の盤でどう使うかを説明します。原文を長く並べるのではなく、判断に必要な部分だけを扱います。 > “乾在内卦,子水寅木辰土。” 納甲は本卦と変卦が定まった後、用神を取る前に見ます。卦宮が基準の五行を与え、納甲が各爻の五行を与え
世応
世応は、卦の中の主体と相手側を示す位置です。世は多くの場合に自分、応は相手や外部を表します。 ここでは古典の文を短く引き、現代の読者が六爻の盤でどう使うかを説明します。原文を長く並べるのではなく、判断に必要な部分だけを扱います。 > “世为自己,应作他人。” 世応は用神の代わりではありません。用神を定めたうえで、事が自分に届くか、相手側とどう関わるかを見ます。 項目 読み方
六親
六親は、五行の関係を人事や物事の役割に翻訳する言葉です。父母、兄弟、子孫、妻財、官鬼を使います。 ここでは古典の文を短く引き、現代の読者が六爻の盤でどう使うかを説明します。原文を長く並べるのではなく、判断に必要な部分だけを扱います。 > “生我者为父母,我生者为子孙。” 六親名は現代の親族名そのものではありません。同じ爻でも問いによって意味が変わります。兄弟は友人を表すこともあれば、
六神
六神は、爻に象意を添える補助的な層です。青龍、朱雀、勾陳、騰蛇、白虎、玄武を用います。 ここでは古典の文を短く引き、現代の読者が六爻の盤でどう使うかを説明します。原文を長く並べるのではなく、判断に必要な部分だけを扱います。 > “甲乙起青龙,丙丁起朱雀。” 六神は、その爻の六親と用神上の役割を見た後に読みます。色を添えるもので、爻そのものに代わるものではありません。 項目
基本用語
六爻用語は、単語だけで覚えるより盤を読む順序で覚える方が分かりやすいです。それぞれの語は盤の中の一つの問いに答えます。 項目 読み方 Na Jia / 納甲 / 납갑 爻に十二支と五行を置く Six Relatives / 六親 / 육친 爻の実際の役割 ShiYing / 世応 / 세응 自分と相手側 Yong Shen / 用神 / 용신 問いの中心
用神
用神は、問いそのものを代表する爻です。六爻判断の中心になります。 ここでは古典の文を短く引き、現代の読者が六爻の盤でどう使うかを説明します。原文を長く並べるのではなく、判断に必要な部分だけを扱います。 > “用神,即前各类之用神也。” 用神は、強い爻を見つけて選ぶのではなく、問いの種類から選びます。強い爻でも問いを代表しなければ中心にはなりません。 項目 読み方
第1卦 乾為天(けんいてん)
乾為天は、『易経』六十四卦の筆頭であり、八純卦に属し、六爻すべてが陽爻です。天、純陽、剛健、創始、君主の道を象徴します。核心の要義は 「天行健、君子以自強不息」 (天の運行は健やかであり、君子はこれに倣って自ら努め励んで止まない)であり、開創、進取、尊貴を主とし、最上の吉卦です。「元亨利貞」 の四徳を貫き、物事が萌芽から頂点へ、そして止まるべき時を知るまでの完全な発展サイクルを明らかにしています。
第23卦 山地剥(さんちはく)
sidebar_position: 23 hide_table_of_contents: false hide_title: true slug: /iching/23shandibo sidebar_label: 山地剥 title: 第23卦 山地剥(さんちはく)の詳細解説 description: 山地剥(さんちはく)は『易経』六十四卦の第23卦です。本記事では山地剥の卦象、卦辞、爻辞、核心
第18卦 山風蠱(やまかぜこ)
sidebar_position: 18 hide_table_of_contents: false hide_title: true slug: /iching/18shanfenggu sidebar_label: 山風蠱(やまかぜこ) title: 第18卦 山風蠱(やまかぜこ)詳解 description: 山風蠱は「易経」六十四卦の第18卦です。本記事では山風蠱の卦象(かしょう)、卦辞(
第22卦 山火賁
山火賁(び)は、『易経』六十四卦の第二十二卦であり、上卦が艮、下卦が離、雑卦に属します。装飾、礼儀、修飾、文彩を象徴し、「山下に火あり」(山の下に火が灯る)、「光明が山を照らす」、「外飾は内明の象」を表します。核心的要義は 「山下に火あり、賁(び)。君子は以て庶政を明らかにし、敢えて獄を折るなかれ」 であり、礼儀文飾、道徳・品性の修飾、文質彬彬を主とし、中吉の卦とされます。これは、文飾と本質が互い
第27卦 山雷颐(さんらいい)
山雷颐は、『易経』六十四卦の第二十七卦です。上卦が艮(山、とどまる)、下卦が震(雷、動く)に構成され、「雑卦」に分類されます。この卦は、養生、飲食、修養、自ら食物を求めることを象徴し、「山下に雷有り」、動きながらも節度があり、口と腹による養い(ようい)の様相です。核心となる思想は、 「山下に雷有り、颐(い)。君子以って言語を慎み、飲食を節す」 です。身心を養い、正道と徳を養い、自らの力で生計を立て
第4卦 山水蒙(さんすいもう)
sidebar_position: 4 hide_table_of_contents: false hide_title: true slug: /iching/04shanshuimeng sidebar_label: 山水蒙(さんすいもう) title: 第4卦 山水蒙(さんすいもう) 詳細解説 description: 山水蒙(さんすいもう)は『易経』六十四卦の第四卦で、上卦が艮(ごん)・山
第26卦 山天大畜(さんてんだいちく)
sidebar_position: 26 hide_table_of_contents: false hide_title: true slug: /iching/26shantiandachu sidebar_label: 山天大畜(さんてんだいちく) title: 第26卦 山天大畜 詳細解説 description: 山天大畜は「易経」六十四卦の第26卦です。本記事では、山天大畜の卦象、卦辞
第41卦 山沢損(さんたくそん)
山沢損(さんたくそん)は、『易経』六十四卦の第四十一番目に位置する卦で、上卦が艮(山)☶、下卦が兌(沢)☱という組み合わせです。雑卦に属し、減少・損失、下方の力を削って上方を益する、己を損じて人を益するといった意味を象徴します。これは、山の下に沢があり、沢の水が減って山の土が増えるように、深い部分を削って高い部分を補強する姿を表しています。核心的要義は、「山下に沢有り、損(そん)、君子もって忿(い
第8卦 水地比(すいちひ)
水地比(すいちひ)は、『易経』六十四卦の第八卦であり、上卦が坎(水)、下卦が坤(地)で構成され、親密・帰属・団結・補佐を象徴し、衆星が月を囲む、上下が親しみ合う象です。核心的な要義は 「地上に水あり、君子これをもって民を容れ衆を養う」 であり、同盟・和睦・帰属・助力を得ることを主とし、上吉の卦とされます。誠信をもって親しみ合い、徳をもって人を従わせる人間関係の法則を明らかにしています。
第48卦 井卦(水風井)
井卦(すいふうせい)は、『易経』六十四卦の第四十八卦です。上卦は坎(水)、下卦は巽(風)であり、雑卦に属します。井戸・人を養う・恒常を守る・己を修めて物を養うことを象徴し、「木の上に水があり、井戸の水は人を養い、行き来が絶えない」象を示します。核心的要義は、「木の上に水あり。井。君子以て民を労わし相い勧む」 です。恒常不変・物を養って尽きることがない・井戸を修めて民を養う・徳を守って世を救うことを
第63卦 水火既済
水火既済(すいかきせい)は、『易経』六十四卦の第六十三卦で、上卦が坎(かん)、下卦が離(り)であり、雑卦に属します。成功、完成、万事成就の象徴であり、水が火の上にある、水火相済、陰陽相応の象とされています。その核心要義は、「水在火上,既济,君子以思患而豫防之」であり、事は既に成り、功は既に就き、剛柔が正位し、守成しながら禍を防ぐことを主とします。これは中吉の卦であり、功成った後、安きに居て危うきを
第3卦 水雷屯(すいらいちゅん)
sidebar_position: 3 hide_table_of_contents: false hide_title: true slug: /iching/03shuileizhun sidebar_label: 水雷屯 (すいらいちゅん) title: 第3卦 水雷屯(すいらいちゅん)の詳細解説 description: 水雷屯は『易経』六十四卦の第三卦で、上卦が坎(かん)、下卦が震(しん
第39卦 水山蹇(すいさんけん)
水山蹇(すいさんけん)は、『易経』六十四卦の第三十九卦で、上卦が坎(水)、下卦が艮(山)から成ります。雑卦に属し、険阻、艱難、停滞、行路難を象徴します。山の上に水がある、山が高く水が険しい、進退窮まる、という象です。核心的要義は 「山の上に水あり、君子ここに反身して徳を修む(山上有水,蹇。君子以反身修徳)」 にあります。これは、危険に遭遇したら止まり、難しさを知り身を引く、自分自身を見つめ直して徳
第5卦 水天需(すいてんじゅ)
水天需(すいてんじゅ)は、『易経』六十四卦の第五卦であり、上卦が坎(かん・水)、下卦が乾(けん・天)で構成される雑卦です。待機、忍耐、蓄積を象徴し、事物の発展において険阻に直面した際の理性的な対応を表します。核心要義は 「雲天に上る、君子以って飲食宴楽す」 であり、主に待機、蓄力、忍耐、時機を待つことを示し、中吉の卦とされます。これは、険阻に直面した際には忍耐強く待ち、力を蓄え、機会を窺って行動す
第60卦 水沢節 (すいたくせつ)
水沢節 (すいたくせつ) は、『易経』六十四卦の第六十卦で、上卦が坎 (かん、水)、下卦が兌 (だ、沢) であり、雑卦に属します。節度、制約、適度さを象徴し、「沢の上に水がある」、すなわち水の流れを適切に堤防で制し、溢れも涸れもしない様子を表しています。核心となる教えは 「沢の上に水あり、節なり。君子これに法りて度数を制し、徳行を議す」 であり、主に「節度を持ち、贅沢せず吝嗇もせず、適度な節制を守
第12卦 天地否(へい)
sidebar_position: 12 hide_table_of_contents: false hide_title: true slug: /iching/12tiandipi sidebar_label: 天地否(へい) title: 第12卦 天地否(へい)の詳細解説 description: 天地否(へい)は『易経』六十四卦の第十二卦であり、上卦が乾(けん)、下卦が坤(こん)で構成さ
第44卦 天風姤(てんぷう ごう)
天風姤(ごう)は、『易経』六十四卦の第四十四卦です。上卦は乾(けん)で、下卦は巽(そん)。雑卦に属し、出会い・邂逅(かいこう)・陰が陽に逢う・柔が剛に逢う ことを象徴します。天下に風が行く、風が天下に遍く、剛と柔が出会う 象ともされます。核心的要諦は 「天下に風あり、姤なり。後に命を施して四方を誥(つ)ぐ」 という言葉にあり、思いがけない出会い、陰陽の遇合、微細な萌芽を抑えて未然に防ぎ、陰邪を戒め
第13卦 天火同人
天火同人は、『易経』六十四卦の第十三卦であり、上卦が乾(天)、下卦が離(火)で、雑卦に属します。同心、和合、団結、協力を象徴し、天と火が相映じ、志を同じくする象です。核心的な要義は 「天と火、同人、君子以て類族を以て物を辨す」 であり、心を一つにし、協力し合い、公正無私で光明正大であることを主とします。上吉の卦であり、正道をもって和合し、光明をもって衆人を団結させる法則を明らかにすると同時に、和合
第25卦 天雷无妄(てんらいむもう)
sidebar_position: 25 hide_table_of_contents: false hide_title: true slug: /iching/25tianleiwuwang sidebar_label: 天雷无妄(てんらいむもう) title: 第25卦 天雷无妄(てんらいむもう) 詳解 description: 天雷无妄(てんらいむもう)は『易経』六十四卦の第25卦です。本
第33卦 天山遁(てんざんとん)
sidebar_position: 33 hide_table_of_contents: false hide_title: true slug: /iching/33tianshandun sidebar_label: 天山遁(てんざんとん) title: 第33卦 天山遁(てんざんとん) 詳細解説 description: 天山遁(てんざんとん)は『易経』六十四卦の第33卦です。本稿では、天山
第6卦 天水訟(てんすいしょう)
天水訟は、『易経』六十四卦の第六卦であり、上卦が乾(天)、下卦が坎(水)で構成されています。これは争訟、弁争、矛盾、是非を象徴し、物事が膠着して心にわだかまりが生じる様を表しています。核心となる教えは 「天と水が行き違う。君子はこれを見て、事を始めるに謀りを為す」 であり、主に争い、訴訟、口論、対立を意味します。中平の卦に分類され、矛盾は利益を争うことから始まり、それを解消するには争いを止めること
第10卦 天沢履(てんたくり)
天沢履(てんたくり)は、『易経』六十四卦の第十卦であり、上卦が乾(けん)、下卦が兌(だ)で構成され、雑卦に属します。礼儀を実践し、慎重に行動することを象徴し、礼に従って行動し、一歩一歩慎重に進む様を表しています。核心的な要義は 「上天下沢、君子以て上下を辨じ、民志を定む」 です。礼を守り、慎重に行動し、実践し、本分を守ることを主とし、中吉の卦とされます。世の中で処し行動するには、礼儀と規則に従い、
第57卦 巽為風
巽為風は、『易経』六十四卦における第五十七の卦であり、上下いずれも巽(☴)で構成される純卦です。順従、謙遜、浸透、風のごとく行き渡ることを象徴し、風が連なって従い、あらゆる隙間に浸透し、柔和で謙虚な様を表します。核心的な教えは、 「随風、巽。君子は命を申し行いをすることに以てす」 です。謙虚に従い、深く浸透し、柔軟に進み、教令を布告することに主眼があります。これは中吉の卦であり、柔順に従うこと、謙
第45卦 沢地萃(たくちすい)
沢地萃(たくちすい)は、『易経』六十四卦の第四十五卦であり、上卦が兌(だ)で下卦が坤(こん)の雑卦(ざっか)に属します。集まること、会合すること、人材が集うこと、仲間が集うことを象徴し、「沢が地の上にあり、水が沢に集まり、万物が会合する」象です。核心の要義は 「沢上於地、萃、君子以除戎器、戒不虞」 (沢が地の上にあり、萃(すい)なり。君子これをもって戎器(じゅうき)を除(ととの)え、不虞(ふぐ)を
第28卦 沢風大過
沢風大過(たくふうたいか)は『易経』六十四卦の第28番目の卦であり、上が兌(だ)の沢、下が巽(そん)の風からなり、雑卦に分類されます。大いに行き過ぎた状態、陽剛の気が過剰、家の棟(むなぎ)がたわむ現象の象徴であり、沢水が樹木を覆い、沢が木の下を流れ、陰陽の調和が失われた様子を表します。核心的な意味は 「沢(たく)木(もく)を滅(めっ)す、大過(たいか)、君子(くんし)以(もっ)て独立(どくりつ)し
第49卦 沢火革(たくかかく)
沢火革(たくかかく)は、『易経』六十四卦の第四十九卦であり、上卦が兌(だ)で下卦が離(り)であり、雑卦に属します。変革、革新、改革、旧弊を去ることを象徴し、沢の中に火がある、水火が相い克み相い止む、旧弊を変革する象です。核心となる要義は 「沢中に火あり、革(かく)、君子以て歴を治めて時を明らかにす」 であり、天に順い人に応じ、時機に適した変革、旧を去り新を取る、旧を革めて新を鼎(かなえ)にすことを
第17卦 沢雷随
沢雷随(たくらいずい)は、『易経』六十四卦の第十七卦です。上が兌沢(だ・たく)で下が震雷(しん・らい)の配置であり、雑卦に分類されます。従う、順応する、和合する、時機に応じることを象徴し、沢の中に雷が響き、雷が動けば沢水がそれに従い、互いに助け合うようなイメージです。核心の要旨は、「沢の中に雷あり、随(したがう)、君子以って晦(くれ)に向かって宴息(えんそく)に入る」 にあります。時勢に随順し、善
第31卦 沢山咸(たくざんかん)
沢山咸(たくざんかん)は、『易経』六十四卦の第三十一卦であり、上卦が兌(だ・沢)、下卦が艮(ごん・山)から成る雑卦に属します。山の上に沢がある象徴であり、沢の気が山を潤し、陰陽が交感する様を表します。感応、交感、相親しみ、相通じることを象徴しています。核心的な要義は 「山の上に沢あり、咸(かん)。君子以って虚(きょ)を以て人を受く」 です。無心の感応、誠意をもって交わること、陰陽が相感じ、志を通じ
第47卦 沢水困
沢水困(たくすいこん)は、『易経』六十四卦の第四十七卦に当たり、上卦が兌(だ = 沢)、下卦が坎(かん = 水)の組み合わせで、雑卦に属します。行き詰まり、窮地、苦境、足止めを受ける状態を象徴し、水が干上がった沢、水が流れ出てしまった池塘のイメージです。核心的な教えは 「沢に水なし、これ困。君子以て命を致して志を遂ぐ」 であり、苦境にあっても正道を守り、貧しさに安んじて己の道を楽しみ、困窮しても居
第43卦 澤天夬
sidebar_position: 43 hide_table_of_contents: false hide_title: true slug: /iching/43zetianguai sidebar_label: 澤天夬 title: 第43卦 澤天夬(たくてんかい)の詳解 description: 澤天夬(たくてんかい)は『易経』六十四卦の第43番目の卦です。本稿では、澤天夬の卦象、卦辞、
第51卦 震為雷(しんいらい)
震為雷(しんいらい)は、『易経』六十四卦の第五十一卦であり、上下の卦がともに震(しん=雷)であるため純卦に属し、震動、雷鳴、戒懼(かいく)、奮起を象徴し、雷の連環(れんかん)、四方を震わせ、百里に震驚を与える象です。核心の要義は 「洊雷震(せんらいしん)、君子以恐懼修省(くんしくいくしゅうせい)」 であり、震驚と警醒、慎み恐れて徳を修め、動きに序があり危難を平安に化すことを主とし、中吉卦として、雷