黄大仙霊籤
黄大仙霊籤 100 本を番号順にたどり、籤題・等級・籤詩の入口から目的の籤を探せます。見つけた後は個別ページで典故、白話解説、諸事のしるし、FAQ まで続けて読めます。

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籤詩目録
第 1 - 20 籤
姜太公、宰相に封じられる
霊籤を求めて第一枝を得る、 龍虎風雲会する時 ひとたび凌霄に揚がりて自ら楽しむ、 君に任せて往来し瑶池に赴かしむ
王道真、桃源に迷い入る
枯れ木に春来て新芽を尽くし、 花は香り葉は茂り蝶の訪れ時 桃源は千紅万紫を競い、 一枚の漁舟誤って津に入る
魯班、弟子を訓える
牛山の木は皆常に美し、 惜しむらくは斧工が尽く彼を伐つ 大器大材足る用無く、 規矩準ならざるは何を以て槎となさん
雛燕が軒先を飛び交う
巣立ったばかりのツバメが軒先で、 さえずり交わす昼近くに 行きつ戻りつ低く飛んでは舞い上がり、 時には青柳の煙を切り裂く
韓夫人、花を惜しむ
東園昨夜狂風急、 万紫千紅もまた尽く傾く 幸いに惜花人早起きして、 根本を培い回し復た栽生す
王羲之、故郷に帰る
一片の孤帆万里より回り、 管弦呕哑として且つ杯を停む 雲の如き勝友風月を談じ、 幽情を暢叙して極めて楽しいかな
仁貴、故郷に帰る
秋来たって征雁南に帰り、 紅葉は紛紛として満ち庭に飛ぶ 砧は城頭に搗きて声切耳にし、 江楓は火の如く漁磯に在り
鳩が鵲の巣を奪う
鳴鳩が鵲の巣を奪い争い、 賓主入り乱れて意快からず 満嶺の喬松に蘿蔦付き、 且つ詩語の如何なるかを猜れ
陶淵明、菊を賞す
瑶琴の一曲が新調を奏で、 明月清風に枕簟涼し 嘉賓を集めて共に菊を賞し、 或いは歌い或いは舞い或いは杯を飛ばす
蘇秦、落第する
一輪の月鏡、 空中に掛かるも、 偶々浮雲に遮られて重く蔽わる 玉匣、 何時か光気吐く、 誰か我に一狂風を借りてくれん
漢文帝、柳を愛でる
楊柳堤に垂れて緑煙を鎖し、 日長く三たび起きまた三たび眠る 往来する紫燕紛れ舞い、 嫋娜として風に迎え我をして憐れましむ
太白、月をすくう
蜃楼海市幻无边、 万丈擎空接上天 或被狂风忽吹散、 有时仍聚结青烟
孟浩然、梅を尋ねる
嶺南に初めて一枝の梅咲き、 片々晶瑩として酒杯に入る 却って驢馬に騎る人の早く至るに遇い、 児童背負いて春魁を占う
東坡、隠棲する
静けさを愛し竹林を植え、 春を買い雨を茅屋で賞む 酔えば杏花の傍らに臥し、 鶯の声に夢破られぬよう
明皇、月殿に遊ぶ
仙槎一叶中流に浮かび、 月殿蟾宮に任せて遊ぶ 満ちる耳に霓裳の声次第にやみ、 酒詩吟飲いつ休まん
牧童、子牛にまたがり帰る
天の果てに 鴉の背に夕陽が戻り、 畝の外から子供が牛に跨って来る 羌笛が頻りに吹かれ 音は耳に切なく、 長短の調べはなんと楽しいことか
月下に賢者を追う
秋水に蒹葭白露盈ち、 盈庭の月色階を浸し清し 清風吹き動き馬鈴響き、 響き晨鐘に接して絶えざる声
杜鵑が血の涙で旅人の心を動かす
杜鹃が血を流して悲しげに泣く声、 声は怨み霜の寒さに夢は突然驚く 異郷の異客を驚かせ動かし、 客の心はさらに故郷の情けに触れる
伏羲、八卦を描く
乾卦三連は太陽と号し、 潜龍用いる勿れ第一章 その中の爻象よく参透すれば、 百福並び臻り大吉昌
雪梅、縁談を求める
天上の仙花は種を問い難く、 人間の塵事は幾度変わろう 前途は既に公私の帳簿に記され、 罰と賞は濁りと清らかにはっきりと分かれている
第 21 - 40 籤
武則天、花を賞す
天外の紅霞は錦を塗るが如く、 欄干の辺りの桃と杏は新装を競う 満眸に煙霞が漂うが誰が首位か、 美酒を頻りに注ぎ且つ酌み量る
陳妙常、春を思う
秋水人に依って各一方、 天南地北恨み偏に長し 相思誰れに試み問うて寄すべく、 尽きせぬ凄凉狂いて腸を断つ
邯鄲の幻夢
邯鄲の一夢は果てしなく、 数年の栄華は熟眠なり 錦衣を換えて故郷に帰り、 目覚めてもなお心に留まる
白居易、情を嘆く
詩と酒と琴と碁は憂いを解くことができるが、 座に客がいなければ楽しみは尽きない 弾いたり歌ったりしても誰がその美しさを知るだろう、 冷たい飲み物が多くてもやはり憂いである
朱洪武、即位する
群山扰扰朝中岳、 臣下が列をなすが如し 両行整然と並び立つ、 この地に居るに豈に歓び無からんや
徐庶、故郷に帰る
花の影遅遅として階に侵し、 遥かに知る月鏡の長空に掛かるを 忽ち鶴の涙声の凄切なるを聞き、 早く帰舟を買って里の中に返れ
蝶と蟻が時を知る
晴れた日に粉蝶が羽を広げて乾かし、 また庭前の蟻の陣列を見る 隊列は整然と進み退き、 時に開き時に合わさる、 思うに何と佳きことか
潯陽江で琵琶を聴く
船は潯陽に泊まりし月夜の天、 琵琶の一曲人を動かして憐れむ 相思いの両地誰に寄せて憑かん、 白雪人を摧きて鬢の頂きに上る
張翰、鱸を思う
鱸魚の膾に菊花黄、 美酒樽に盈ちて晚涼を迎う 棹を泛べば正に潮の上る候に当たり、 この般の佳景楽しみ央(つ)きなし
馬嵬坡で楊貴妃が絞殺される
国を傾け城を傾ける媚び百様生じ、 六宮の粉黛皆名無し 馬嵬山の下に魂飛び去り、 今に至るまで明皇は長恨の情
蔡中興、難に遭う
狂風暴雨が船の篷を打ち、 川岸の桃の花は紅に散り尽くす 漁師の春の夢は熟れしを驚き覚め、 竿を取って漕ぎ去れば東西を見失う
蘇武、羊を牧す
十九年前海上辛、 節旄凋敗逐沙塵 餐毛嚼雪誰憐我、 惟有羊兒作伴群
孔明、曹操を見破る
曹操は深謀遠慮あれど、 智恵は諸葛亮を欺けず 東風すら借りられるのを見よ、 さらに流馬も木牛となる
大舜、歴山を耕す
大舜は歴山で耕すも、 心は常に孝順で両親の頑なさを思う 田中の象は家の象と同じく、 善悪の分明は即ち此の間にあり
三蔵法師、経を求める
天は任を降すこの人に、 筋骨先ず労苦せしむ彼の身 佳景来たる易しと謂う莫れ、 貧窮富貴前因有り
平貴、遠方より帰る
このことは、 まさに岸に着いた船のようで、 風水が整わないことを何も心配することはない 頭を上げればすぐに前方の村落が見え、 家屋の角に夕日が差し、 かまどの煙が立ち上っている
東坡、赤壁に遊ぶ
月夜秋江下钓鳌、 鱼形恰似四腮鲈 家藏旧酿堪盈斗、 与友飞觞尽倒壶
陶淵明、官を辞す
帰去来兮 仕官は閑なり、 室は膝を容るるに堪え亦 安んずるを為す 南窓に寄りて傲りを談じ詩酒を語り、 杖に倚り徘徊して飽きるまで山を看る
夷斉、周の粟を食むを恥じる
夷斉は周の粟を食むに忍びず、 兄弟心を甘んじて蕨を採りて餐す 国を譲る名は万古に垂るべし、 憐れむべし餓えて首陽山に倒る
俞伯牙、琴を砕く
人に知音有ること能く幾何ぞ、 琴を砕くこと皆な子期忘るるが為なり 墳前に尽く洒ぐ千行の涙、 隔て別るる陰陽各一方
第 41 - 60 籤
張騫、月夜に槎を浮かべる
月夜に浮槎天河に到り、 天姫の錦梭を織るを見たり 石は支機を得るも人識る罕く、 那ぞ知らん此の宝雲窩より出ずるを
王允、貂蝉を献ず
月明かり散歩して花欄に至る、 策無くして焉んぞ奸を剿滅せん 幸いに貂蝉国を定めんと思い、 英雄美人の関を過ぎ難し
韓文公、左遷される
直言諫めて天顔を怒らすが故に、 昼夜馬鞍を離れ難し 主従奔走に神も亦倦み、 更に雪重くして藍関を擁す
唐天宝、花を評す
園いっぱいの春の景色は新しい装いを競い、 意は国香を奪おうと妍を競うが如し 結局、 誰が麗しさの首位に居るのか、 牡丹が百花の場で艶やかに冠を戴く
王質、仙人に出会う
柴刈りにて思わず雲天に至り、 碁を打つ二老仙を悠然と眺む 斧の柄朽ち果て故郷に帰らんと思えど、 山中の七日は世の千年
左慈、曹操をからかう
黄柑数盒献曹公、 剖看原来肉尽空 怒动奸雄挥铁斧、 奔忙身入万羊中
呉主、荊州を求める
遥か千里西蜀より来たり、 荊州の何れの日か還るを問わんとす 劉備言わず声涙下り、 自ら策無きを思いて呉の間に転ず
卓文君、酒を売る
绣閣に琴を聴き自ら思いを起こし、 夜更けに装い改めて最も歓びの時 憐れむべし酒を沽う臨邛の市、 才子佳人両方とも台所に立つ
司馬相如、橋に題す
十年窓下苦功成す、 志有り難く舒べ願い軽からず 試みに看よ題橋十三字、 生平心誓確かに情に鐘す
伍員、漁父に剣を贈る
昔し伍子胥のことを思い出せ、 潜行して渡れず漁師に幸い逢う 剣を贈らんと持ち出せど、 大義の友はこれを辞す
成王、桐を切って弟を封ず
桐を剪るは児戯と雖も、 弟を封じて圭と成す言葉は移らず 何ぞ偽りを以て実事と成さん、 言は戯れ無きが故に斯くの如し
盤古、天地を開く
上清下濁にして天地を成し、 清濁相凝りて便ち人と作る 爾が簽を求めて明白の事を欲せば、 且つ三等を将て細かに分明せよ
馮驩、孟嘗君に仕える
珠履三千客孟嘗、 誰人識得有鷹揚 其中彈鋏帰来者、 便是英雄志莫當
荘周、蝶の夢を見る
荘子酣眠して蝶の夢となり、 ひらひらと飛びて百花の叢に入る 天香を採り得て帰り来たりたる後、 猶高き床暖かなる枕の中に在り
呉隠之、沈香を投げる
浦に沈香と号し旧恨を遺し、 江を渡るも猶古き人の心を憶う 憐れむべし当日官を辞して去るを、 馨しき留むる有りと雖も尋ね易からず
呂祖、桃木の剣
安んぞ知らん此の剣龍と成らざるを、 水を見れば皆袖中より出づべし 他日飛騰千万里、 上空妖嬌雲従う有り
花魁を独り占めにする
小楼に春雨の音やまず、 街頭を徘徊して歩みを止めず 忽ち売花人の巷に入るを聞き、 一枝買い得てゆっくりと行く
蹇叔、君を諫める
秦軍は崤山にて大敗し、 三将は皆捕らえられ、 すべて解放され帰還す 蹇叔の諫言は聞き入れられず、 矛を捨て甲冑を脱ぎ秦に戻る
東施、顰みに倣う
浣紗の女美しきこと双なし、 媚びて呉王に至り国破れ亡ぶ 最も悩ましきは東施の顰笑に倣う、 山鶏豈に鸞凰に勝つべけんや
李白、酔って蕃書に和す
異国への返書を酔筆で雲煙の如く書き、 長安の酒屋で日々眠る もし唐の皇帝が勅命を下して召し出されても、 再び呼ばれても木蘭の船には乗らぬ
第 61 - 80 籤
十二の金牌で岳飛を召し返す
十二の金牌で急ぎ召還され、 奸雄の策はいつか灰燼に帰す 哀れ一朝にして功労散じ、 老いも若きも車を支え絶え間なく哀しむ
孔子、仕えず
美玉ここに篋に蔵せられ、 善き価を求めず商量に費やすなかれ これを沽うも亦た相待つに随うべし、 この物何ぞ自ら看て常にせんを須いん
顔回、道を楽しみ貧に安んず
陋巷に箪瓢も足らずとも愁うるに足らず、 傍人これを見て甚だ憂いと為す 楽しみて道を忘るる貧乏を知らず、 亜聖の芳名は万古に留まる
孟之反、しんがりを務める
殿を奔るは古人に倣うべく、 門に入り馬を策つも能を誇らず 敗軍の後を誰が甘んじて従わん、 ただ耳を塞ぎ辛苦を畏れると謂う
臙脂井に妃を隠す
隋が陳を滅ぼす時、 戟が乱れ紛う、 皆妖媚が明君を閉ざすが故 東奔西走して隠れ息づく所無し、 井戸の中の胭脂に玉人の姿を隠す
羲之、群賢と会する
蘭亭の雅会に多くの賢人集い、 曲水に觴を流し箸と絃を捨てる 天は朗らかで気は清く風は爽やか、 茂る林と修竹は楽しく穏やか
李元覇、雄を称す
人の勇力は当たるべからずといえども、 英雄の独り場を冠たるを恃むなかれ 泰山を挟んで北海を超うるも、 身心は猶ほ重んず存亡を貴ぶべし
姜公、文王に遇う
久抱凌云志未舒、 荷竿渭水钓游鱼 文王千里求贤士、 灭纣兴周任意如
韓文公、鰐を祭る
忠義心に存し官十載、 年豊かに民桨恵忘れ難し 鰐魚の毒害も皆鎮められ、 祈り祷る長江北海の王
塞翁、馬を失う
かつての塞翁に比すべし、 馬を途中で失うも 禍福の真の事を知らず、 到底事の終始を明らかにす
荘周、生きた鮒を救う
渇いた轍の中に鮒が困る、 窮通は自ら当時の卜うべし もし西江の水を引き得れば、 他日龍となるもまた知れず
宋人、株を守りて兎を待つ
兎は長く待つも意は如何、 愚人が独り株を守るを嘆くべし 無能と算するは我を笑わしむ、 旧きを守り自ら拘るを須いず
状元、錦を着て栄えて帰る
道端の花香は馬の蹄を引き立て、 青い衣は錦の衣に変えて帰る 街中に紅粉(美女)が皆争って羨み、 首を長くして芳名を雁塔に記す
朱買臣、妻と別れる
当年の不遇を思い返せば、 夫婦仲悪くして別れし 雁塔に名を題し帰り来たる後、 覆水盆に返らず、 馬頭にて悲しむべきか
倫文叙、妻をからかう
婚姻、 家の貧しさを厭うべからず、 文叙夫妻両れいに別れぬ 一旦首に龍虎の榜に登れば、 妻を弄び楼より墜ち自ら身を亡ぼす
身を修め、貧しきを厭わず
人は道を楽しんで自ら身を修め、粗食と肘を枕に貧しさを厭うことなかれ。不義によって富み且つ貴き者は、我が心には皆浮雲の如し。
公冶長、獄に入る
鳥語が通じる公冶長、 南山で虎が羊を引きずるを得る その身は牢獄にあれど、 結局は自ら招いた災いではない
曾点、志を論ず
琴の音が響き、 春の終わりに春服が仕上がる。 冠をかぶる者五六人、 童子六七人、 雨乞いをせずに帰り、 詠唱して幽情を暢やかにする
張良、道を悟る
富貴は春の夢の如く熟す、 世人何ぞ苦しんで力争い求むる 彼が笏を秉りて朝に立ち当たるに任せよ、 死に到りて惟だ土一杯を留むる
楽広、疑いを解く
杯を飛ばし舞い対う時いつ賒か、 弓影杯に横たわり誤って蛇と作す 詩中の元妙訣を猜透し、 泰来否極して事差無し
第 81 - 100 籤
雌雉、聖を拝す
山梁の雌雉は時に得て、 上下に飛び鳴き自ら楽しむ 色挙げば須らく翔びて後集まるを知るべし、 声を作して三嗅ぎ山欹を過ぐ
孔子、磬を打つ
聖人磬を撃つ衛に在り、 誰か過門に荷蒉有るを料らん 嗟嘆道の窮まるを挽かんと心有り、 憐れむべし日月今将に逝かんとす
赤松子、隠棲を勧める
塵世に身を置くこと幾時に閑かならん、 世事は渾として重なる山の如し 富みて尚憂う貴子無きを、 知らず花咲き又花散るを
韓信、楚を離れて漢に帰す
満腹の奇才志未だ衝たず、 鉄鶏挙げ難く意容れ無し 張良指し示し身を漢に投じ、 項羽烏江命自ら窮す
太乙、藜を燃やす
太乙が藜を燃やし書を照らし読む、 十年窓下苦功が晴れる 眉を揚げ気を吐き錦の袍を着、 驷馬高車が道に従って擁される
侃母、賓客を迎える
髪を切って賓客を迎えるは貧しき故なり、 貧しき中での賢婦さらに何人ぞ 古今ただ陶侃の母のみ有り、 所以に名を万代に留めて聞こゆ
荀陸、座して語る
華座で会談し英雄を逞しうすも、 究竟誰が大公を執るか 一つは日下の荀鳴鶴と云い、 一つは雲間の陸士龍と説く
花木蘭、従軍する
父に代わって軍に従う胆力は雄々しく、 鬚眉の巾帼同じき者は幾人ぞ 身を以て国に報い忠にして孝、 当時の諸公を笑いころがす
呉季子、剣を掛ける
異郷遠くに魚腸の剣を佩びしが、 誰が徐君の意を将にせんと欲するを料らんや 既に返りて相贈答せんことを願い、 且つ樹下に懸けて情の長きを表す
紅拂女、駆け落ちする
夜更けに残り香を整え駆け出さんとす、 座中の李靖、 更に何の人があらん 知らざりき虬髯の情の鐘なる処、 剣を抜くこと三度未だ敢えて陳べず
月の都の嫦娥
蟾宮月殿に桂香り、 玉篋円満万里の光 六水三山鏡の中に帰し、 瑕なき一片窮蒼に掛かる
斉で韶楽を聞く
至聖諸国を周遊し、 斉にて韶楽奏でるを聴く 三ヶ月肉の味さえ知らず、 善き哉大道は功成る可し
孔子、鄭衛の音を聞く
鄭衛の音は聞くに忍びず、 淫風が俗を敗り国は傾かんとす 人をして深く迷津の路に入らしめ、 奏でる所は全て古楽の声に非ず
髯公、扶余へ遠く去る
一窟に二虎の児を容れ難く、 風に乗り別れの嶺に各々棲む 名山自ら守りて巣穴と為し、 免る可し傷残れ後悔遅しと
女媧、石を錬って天を補う
功は一篑の勤めで山を成す、 少から多へと煩わしさを厭うな 事をなすに辛さを畏れ今汝は画す、 天を補い石を煉るもまた難からず
旅人、故郷を思う
羌笛頻りに吹けば韻更に悲し、 異郷に客として帰期に触る 南来の孤雁我を憐れむ如く、 煩わしく家書を寄せて転達せしめ知らしむ
康順、釣りをする
欄に凭れて南楼に倚りて眺めれば、 満目風光景色幽なり 一葉の小舟頻りに餌を下し、 漁翁釣得するに魚有りや否や
管仲と鮑叔、金を分かつ
山に入り玉を種うも田狭しと嫌い、 地を掘り金を尋ぬるも客多しと厭う 富貴貧窮は天の定め、 世人何ぞ苦しんで力んで奔波せん
韓文公、雪に遇う
雪は橋頭に擁して馬進まず、 風狂う漁父船を開くな 水流れ花謝る人誰か惜しむ、 早く堅き心を立てて志偏るなかれ
唐明皇、花を賞す
百花咲き競い陽春を祝い、 万物は今より尽く新たに転ず 末数に窮運至ると言う莫れ、 否極まれば泰来る頻りなるを知らず
FAQ
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